Experimental production of “MAKYOU” using digital fabrications

概要

近年、日本特有の伝統工芸や伝統技法は、職人・技術継承者不足で減少の一途を辿る。
そこで、デジタルファブリケーションを活用した制作工程のDX化によって作業負荷軽減を計り、技術継承者の参入を促進すると共に、伝統継承へと結びつける。
その試みの1つとして、現時点において極めて技術者数の少ない魔鏡の制作を、デジタルファブリケーションを用いて実施する。


湯澤大樹
デザイン科 テクニカルインストラクター
3D技術を用いた社寺文化財や伝統工芸の保存継承活動をおこないつつ、宗教学・図像学をもとに制作・社寺研究をおこなう。拠点を移した東京・西多摩郡日の出町において、藝大・不忍荘の解体材や地場産材を利用した文化拠点・交流事業をつくる日の出アートビレッジ・プロジェクトを開始。住民や学生と共同で、多摩産材による自主建築、ワークショップや自然農法などを実施中。