
概要
本プロジェクトは、アルバムにある古い写真と最新のフォトグラメトリ技術を融合させ、失われた過去の風景や場所を三次元空間として再構築する試みです。単なる記録ではなく、写真に写り込んだ情報から撮影位置や写真の中の人物から見た景色といった「写真の外側」の視点を技術的に推定・可視化し、空間を再構築することを目指します。
この取り組みは、個人が持つ記録に基づく「ありふれた場所」の価値を見出し、デジタル空間にアーカイブすることで、他者と共有可能な新しい記録方法を提案します。
忘れられがちな個人の風景に光を当て、思い出との新たな繋がりかたを創出してみたいと思います。

- 伊藤 優
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美術研究科建築専攻 金田研究室 修士1年
2025年 東京藝術大学美術学部建築科卒業
美術研究科建築専攻1年