
概要
本プロジェクトではデジタルデータを鋳造するためのプラットフォームを構築し、これを起点とした鋳造作品の制作を行う。従来の湯道のついた原型作成のプロセスとは異なり、3Dプリンタを用いて原型出力することで可能となる鋳物の形状とその見せ方を検証する。鋳物の制作にデジタルデータを利用することから、「手ではつくれない」ことをキーワードに小さい/細かい形に注目して鋳造作品の制作を行うことで、プラットフォームを用いることでしか制作できない鋳物を制作することができる。プラットフォームの構築と鋳物の制作を繰り返し行うことで、デジタルデータを用いた鋳造技法のプロセスの枠組みを示すことを目標とする。
デザイナー:北仲紗弓

- 浜田卓之
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芸術情報センター 教育研究助手
スケートボーダー / アーティスト
路上の構造を再解釈し、都市空間をハッキング(異なる空間の生成)するスケートボーディングの実践を背景に、現代のさまざまな「空間」における、構造と動きに着目して作品制作を行う。
具体的には、3DCGを用いたデジタルとフィジカルの空間を横断する作品や、マルチチャンネルの立体音響空間を用いた物理空間におけるインスタレーション作品の制作など。