概要
フライトトラッカーのウェブサイトから、フライト中の飛行機のデータを大量に取得し、現在0時付近の地点を飛ぶ機体の情報を割り出すという計算に4年間くらい魅力を感じています。この計算によって、真夜中の地点をただ飛び続ける謎の飛行物体や、太陽が昇らない惑星について、または、年々強くなる日差しを避ける生活や、そのようなサービスを提供する架空の航空会社などを想像してきました。
これまではこの計算を最低限ビジュアライズしていただけでしたが、今回はこの計算が一体何を語っているのか?何を語ることができるのか?を深く考えつつ、展示可能性や、シミュレーションゲームになる可能性も検討しながら、作品にしてみたいと思います。
技術的に挑戦してみたかった手作りADS-B基地局と、ソーラーエネルギーで動くデータサーバーを試してみることも、この機会にやってみたいなと考えています。
- 岡千穂
- 東京藝術大学 芸術情報センター 教育研究助手