展示「PLAY! 藝大ゲーム図書館計画(Lv1)」(2024/09/26-29)

展示「Play!藝大ゲーム図書館計画Lv1」のフライヤー画像。ラーニングコモンズでの展示イメージの3DCGを背景に、8ビット風ロゴタイプでの展示タイトル。2024年9月26・27日は学内・招待者プレビュー、28,29日は一般公開。会場は藝大図書館ラーニングコモンズ。

展示概要

クラシックゲームの世界へようこそ

東京藝術大学では、2019年4月より、大学院映像研究科のなかにゲームコースを新たに開設し、アニメーション専攻、メディア映像専攻の学生のなかからゲーム/インタラクティブ分野を目指す学生へのゲーム関連カリキュラムを強化してきました。
さらに、2026年度からはこの「ゲームコース」を拡充し、独立した「ゲーム&インタラクティブ専攻(仮)」にする計画でいます。

このような流れのなか、私達は「ゲーム分野に興味がある学生に、何が提供できるだろうか?」を考え続けています。
今回、東京藝大アートDXチームは、東京藝大附属図書館の協力で「PLAY! 藝大ゲーム図書館計画(Lv1)」展を開催いたします。

東京藝大附属図書館では、美術・音楽・映像などの芸術分野を学ぶ学生のために、書籍の蔵書以外にも海外の美術・音楽専門誌、美術・音楽・映像関連の貴重な現物資料、楽譜、SPレコードと蓄音機、レコード、CD、コンサートDVDなど、幅広い芸術関連資料も保管しており、学生や教員に研究資料を提供しています。

今後開設予定のゲーム分野にしても「過去の名作に触れる」「過去の資料を閲覧する」という経験が、創作のためにも研究のためにも重要かと考えております。もちろん、最初は小さな規模・できることからはじめることとなりますが、今回まずは藝大附属図書館で80年代〜90年代の名作ゲームにふれて遊ぶ機会を作り、将来我々がどのような体験を提供できるかのシミュレーションを、展覧会という形で実施してみることにしました。

また、今回はゲーム体験のみではなく美術学部デザイン科准教授 鈴木太朗先生を中心とするアトリエオモヤの作品《光であそぶ / Playing with Shine》や、一般社団法人ゲーム寄贈協会のプレゼンテーションを通して「ゲーム分野で藝大や大学附属図書館ではどのような貢献ができるだろうか?」を探っていきたいと考えております。

小規模で、短期間で、実験的な展示ですが、訪れていただいた皆様のご意見をいただき、将来の図書館運営に役立てていきたいと願っています。楽しんでいただき、ぜひご感想をおねがいいたします。

八谷和彦(東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科教授/ 芸術情報センター長)

展示概要

2024年 9月26日(木)、27日(金):学内公開および招待者プレビュー
2024年 9月28日(土)、29日(日):一般公開日

開館時間:10:00~17:00

入場無料(予約不要)

アクセス

東京藝術大学 上野キャンパス 附属図書館 ラーニングコモンズ ※展示入口は美術校舎側 正木門(上島珈琲店向かい)になります。

〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8

[JR]上野駅(公園口)・鴬谷駅 下車徒歩10分 [地下鉄]銀座線・日比谷線上野駅 下車徒歩15分/千代田線・根津駅 下車 徒歩約10分
[京成電鉄]京成上野駅 下車徒歩15分 [都営バス]上26系統(亀戸⇄上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分

開催予定イベント

「国内外のゲームアーカイブ事情と、『ゲーム寄贈協会の活動」

9 月 28 日(土曜日) 15:30~

講演:松田真(弁理士、私設図書館館⻑) + 八谷和彦

参考リンク:一般社団法人ゲーム寄贈協会 https://gameda.org/