装着動体塑像(芸術的アバター造形)の制作工程の全面サポート、その可能性の検証

概要

被験者の立体作品を3Dスキャンし、アバターに改変します。(造形情緒を込められる精度を持ったデジタル制作環境を整備。また、いかなる形の造形物であっても装着可能な改変、リギングの調整、バーチャル空間へのアップロード、等、習熟に時間のかかる作業を代行する)そのアバターを仮想空間で着用し(ヘッドマウントディスプレイとトラッカーによるフルトラッキング装着によって全身を同期)作品全体を自身に体に置き換えるフルアバターとしての機能を体験してもらいます。作品を自己追従の動体として着用する事が、造形者へいかなるフィードバックがあるかを聴取分析し、その作用を検証。また、公開アバターとして誰でも着用可能の状態とし、仮想空間の美術館に展示します(公開許可を得た作品のみ)。制作者以外が着用したときの感想も聴取し、作用を検証。作品鑑賞方法の一つとして、新たな共感につながる効果を期待しています。

プロジェクト実施協力者:平田 尚也(デジタル美術作家)

西尾康之
東京藝術大学 美術学部彫刻科准教授