成果発表展「ART DX EXPO #3」開催のお知らせ|3/19(木) -22(日)

ART DX EXPO #3
東京藝大 アートDXプロジェクト 2025 成果発表展

テクノロジーを、善き生の体験として –
デジタル技術とアートが融合した14のプロジェクト成果発表

東京藝術大学はこのたび「ART DX EXPO #3|東京藝大 アートDXプロジェクト 2025 成果発表展」を開催します。
東京藝大アートDXプロジェクトは、デジタル技術を用いてアートの社会的価値を最大化し、より良い社会構築を目指すプロジェクトです。
本展「ART DX EXPO#3」ではそれらの研究成果に加え「I LOVE YOUプロジェクト」採択作品を含む14のプロジェクトを展示やパフォーマンス、トークイベントで発表いたします。

◤ 開催概要 ◢

会期|2026年3月19日(木)– 22日(日)11:00–17:00
会場|東京藝術大学 上野キャンパス 附属図書館B棟1Fラーニングコモンズ ほか
入場料|無料
主催|東京藝術大学 アートDXプロジェクト

◤ 出展者一覧 ◢

伊藤 優
岩崎 広大
𥸮原 寿行
後藤 英
土田 恭平
浜田 卓之
山村 浩二
湯澤 大樹
秋田亮平+金田研究室
亀川研究室+音響研究室3Dオーディオラボ
東京藝術大学 アートDX+NTT人間情報研究所
春の海プロジェクト
松浦 知也

※芸術未来研究場 アートDXプロジェクト/I LOVE YOUプロジェクト2025 採択者含む

◤ ごあいさつ ◢


より善き生のために

今年度から領域長としてアートDXにより深く関わるにあたり、あらためてDX (Digital Transformation) とは何か、紐解いてみました。DXはEric StoltermanとAnna Croon Forsによる「Information Technology and the Good Life」という論文中で定義されたもので、この論文ではDXを「デジタル技術が人間の生のあらゆる側面に引き起こす、あるいは影響を与える変化」としています。さらに著者らは、技術を単なる効率化の手段として捉えるのではなく、人間が「善き生 good life」を送るための支援として再定義する必要があると主張します。そのためには、デジタル技術を美的経験 (aesthetic experience) という視点を通して理解・評価する必要性があるということです。

技術を理解することを「音楽を理解すること」に例えてみましょう。 従来の還元主義的な手法が、楽譜の音符を一つずつ分析し、楽器の周波数を測定することだとしたら、「美的経験」としての手法は、コンサートホールに座ってオーケストラ全体の響きを聴き、その音楽が自分の心や人生にどう響くかを感じ取ることに似ています。個々の音(技術要素)を分析するだけでは決して捉えられない「音楽そのものの真の意味(技術が生活に与える全体的な影響)」は、その全体的な体験を通じて初めて理解できるのです。

今回の「ART DX EXPO #3」において展示される作品は、先端技術を用いながら、私たちの「より善き生」のあり方を問いかけるものばかりです。ご来場の皆様には、高度な技術的工夫そのものに目を奪われるだけでなく、それらが織りなす全体的な美的体験を味わい、技術と芸術の新しい関係性を感じ取っていただければ幸いです。

丸井淳史
東京藝術大学藝術未来研究場アートDX領域長

◤ イベント ◢

すべて参加費無料・予約不要

🔹トークイベント 監督特化型アニメーション制作AIモデルの開発研究
個別のアニメーションの監督や作画監督の画像や動画を忠実に再現できるAIは実現可能だろうか。本学教授で世界を代表する作家である山村浩二監督のアーカイブから画像、原画、動画データ等をAIに学習させ、山村監督に特化したAIモデルを開発する研究の途中経過報告を行う。
 研究者:山村浩二(東京藝術大学大学院映像研究科 教授)
     新井モノ(AiHUB株式会社代表取締役 CTO)
     松田華凌(東京藝術大学大学院映像研究科 修士課程2年)
 モデレーター/共同研究者:岡本美津子(東京藝術大学大学院映像研究科 教授)
 日時:3月19日(木)12:00 – 13:30
 会場:アーツ&サイエンスラボ 4Fホール

🔹ART DX EXPO #3 アーティスト プレゼンテーション
出展アーティストが自ら作品コンセプトや制作プロセス、技術的な試みを解説し、アートとテクノロジーによる新たな表現の可能性を探る。
 登壇者:ART DX EXPO #3 出展者
 日時:3/19(木)14:00 – 15:00、3/22(日)15:00 – 16:00  
 会場:附属図書館B棟1F ラーニングコモンズ

🔹ダ・ヴィンチのロボット ~影に宿る意志~
後藤英による、身体動作を拡張する日本発の外骨格スーツ「スケルトニクス」を使用し現代技術と芸術を融合したインスタレーション型音楽劇の上演を行う。
 日時:3月19日(木)、20日(金・祝)、22日(日)※各日複数回実施
 会場:絵画棟1Fアートスペース

🔹春の海 AIアニメーションコンサート&トーク
宮城道雄作曲「春の海」をAI を使って⽣演奏とともにアニメーションを上映するコンサート。⽣演奏の⾳とアニメーションのAI によるシンクロナイゼーションが、⼼地よいリズムを醸し出す。
 日時:3月19日(木)、20日(金・祝) ※各日複数回実施  
 会場:アーツ&サイエンスラボ 4Fホール

🔹松浦知也 ライブコーディングパフォーマンス
開発中の音楽用プログラミング言語「mimium」を用いたライブコーディング(即興でプログラムを書くことによる演奏)パフォーマンスを行う。
 演奏者:松浦知也(芸術情報センター 特任助教)
 日時:3月21日(土) 14:00 – 14:30
 会場:絵画棟1Fアートスペース

◤ アクセス ◢

〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
東京藝術大学 上野キャンパス

🅐ラーニングコモンズ  
🅑絵画棟1Fアートスペース  
🅒本部棟1F  
🅓アーツ&サイエンスラボ4Fホール

[JR]上野駅(公園口) 徒歩10分 
[地下鉄]銀座線・日比谷線上野駅 下車徒歩15分/千代田線・根津駅 下車 徒歩約10分

◤ 各種資料 ◢

本展に関するプレスリリースおよび広報用素材を公開しております。
掲載・取材等にご利用いただけます。

◤ お問い合わせ◢

東京藝術大学アートDXプロジェクト事務局
info_dt@ml.geidai.ac.jp

◤ クレジット◢

[運営] 東京藝術大学アートDXプロジェクト事務局
(丸井淳史/岡本美津子/八谷和彦/桐山孝司/亀川徹/松浦知也/曽根光揮/秋田亮平/薄羽涼彌/村上愛佳)
[グラフィックデザイン] 根津小春/STUDIO PT.
[デザインシステム・ウェブサイト] HAUS
[撮影] 縣健司

※プログラムの内容は変更となる場合があります