電子回路や基板は特定の機能を実現するための手段であると同時に、配線のパターンや配置それ自体1つの表現メディアになり得ます。
このWSではそうした事例を紹介しつつ、インドネシアの芸術/科学技術コレクティブのLifePatchと、国際的バイオアートコミュニティのHackteriaが考案した、基板に直接触ることで演奏するシンプルな電子楽器、BioSynthを作ることで、私たちの身の回りを支えている技術の物理的基盤=電子基板と表現の関係性について思考を巡らせてみます。
WS概要
- 日時:2022/07/26(火) 18:00~19:30
- 場所:芸術情報センターLAB(上野キャンパス総合工房棟2F)にて
- 参加人数:12名
- 企画/講師:松浦知也(芸術情報センター特任助教)
記録写真
- 松浦知也
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SoundMaker
音に関わるメディア・インフラストラクチャ技術を実践を交え批評的にデザインする活動を「音楽土木工学」と称して研究。ハウリングだけで音を出す自作電子楽器「Exidiophone」などを用いての演奏活動、音楽プログラミング言語「mimium」の設計と開発のほか、近年はDIY半導体の制作に取り組む。分担執筆に「クリティカル・ワード ポピュラー音楽」(2022年、フィルムアート社)。1994年生まれ。2022年九州大学 大学院芸術工学府 博士後期課程修了。同年より東京藝術大学 芸術情報センター 特任助教。
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